「腰痛から始まり最近はお尻まで痛くなってしまって、坐骨神経痛になってしまったけんな。。。」
ちょっとお待ちください!
はたして本当に、坐骨神経痛なのでしょうか?
鍼灸院の現場で、数多く診ている症状ですが
不安にならずに済む内容を書いていきますね。
1、お尻が痛いなら坐骨神経痛?

西洋医学の定義を簡単におさらいしますと
①病名ではなく、症状につけられた名称
②坐骨神経沿いに起こる、臀部から大腿背面にかけての痛み
③原因は、腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭症・梨状筋症候群などなど
ややこしい名称は置いておいて。。。
神経の痛みではないのです。
神経を治さないとならない!とか
神経の圧迫があるから治らないんだー!!とか
もうね。不安が高まるばかりです。
痛みの場合、痛んでいるところは、筋肉なんですよ。
どれだけ名称や画像診断で気持ちが落ち込むことでしょう。
神経が痛んでいるのではなく、筋肉に痛みがあることがほとんどです。
ただし、これらの症状から、麻痺がある様でしたら、危険な状態です。
その際は迷わず病院へ行ってくださいね。
2、東洋医学的にはどうみる?

通常のこれらの痛みについては、東洋医学の考え方として、患部が冷えていることが多いのです。
この冷えを改善するよう鍼灸治療をしていきます。
東洋医学の考え方は、
筋肉の緊張(収縮)で炎症しているものを、熱だと決めつけません。
アイシングが逆効果であることは数多くあります。
しかし、ほとんどの方が知らないことです。
我々、鍼灸師を含めた漢方家の啓蒙不足で申し訳ないです。
冷えの原因からたどり、体質改善から治療していけるのが鍼灸です。
坐骨神経痛では無いのか?と不安の方。
鍼灸では、血流を良くして筋肉の緊張を和らげるのみでなく、姿勢の癖を改善することで症状が出づらいお身体にすることも可能です。
お電話でのご相談だけでも出来ますので、是非お問い合わせくださいね。