「骨盤矯正で腰痛を治します。」
・・・ネットでよく見る文章です。
それなりに効果はあるのですが、骨盤矯正だけでは腰痛が良くならないんですよ。
今回は、鍼灸師の立場から、腰痛には骨盤矯正だけではなく、見なくてはならないポイントを書いていきますので、ご参考になれば幸いです。
1、そもそも骨盤矯正とは何でしょう?
骨盤のズレを矯正?。。。おそらく、このようなイメージになるのではないかと思います。
「矯正」の意味は、正常な状態に変え、正すことです。
ズレって骨盤のどこのでしょう?
レントゲンで映る様な骨盤のズレ!?だとすれば相当重篤な状態かと思いますよ(^o^;)
本来、頑丈である骨盤はズレるようなことは無いのです。

または、骨盤の傾きを正すことしょうか?
これなら理解が出来ます。足の長さが違う人は鍼灸院の現場では意外と多いのです。
仮に、骨盤の傾きを調整したら腰痛が良くなるのでしょうか?
2、腰痛の原因は骨盤だけではない
骨盤の傾きがあるとして、骨盤だけを矯正したとしても、腰痛が緩むとは限らないのです。
腰痛の原因から治療していかないと、たとえ腰の筋肉が緩んでも、その場限りで繰り返し痛むことだってあるんです。
3、では、東洋医学でどのように見るの?

東洋医学では、腰痛の原因となるものとして
◯冷えが原因
◯打撲や怪我といった外傷が原因
◯過度の労働による筋肉の使いすぎが原因
まだまだ、原因はあるのですが、わかりやすいのはこれら三つでしょうか。
これらの原因別により、鍼灸での治療法は違ってきます。
冷えているなら、温める作用の治療。
筋肉の使いすぎなら、熱が溜まっているので、熱を発散させる治療。
といった具合に原因から分けて考えて根本治療を行うことが出来ますよ。
腰痛でお悩みの方。
鍼と灸のふくだでは、鍼灸と同時に骨盤「調整」の整体もプラスして一緒に施術しております。
お電話でのご相談だけでも出来ますので、是非お問い合わせくださいね。